OSを再インストールしてアプリケーションも元の状態に戻すのには時間と手間がかかる。
場合によってはその作業に半日以上かかってしまうこともある。
そのような問題を解決するための方法として、普段からOSごとフルバックアップしておき、
万が一の時にOSごと復元できるようにしておくことができる。
このようにWindowsを丸ごとバックアップできるようにしてくれるのが
「Paragon Backup & Recovery 2010 Free Advanced」というソフト。
Windowsを起動したままでシステムディスクのフルバックアップが可能な
Paragon Backup & Recovery Free Edition
■ Windowsごとバックアップ
この Paragon Backup & Recovery 2010 Free Advanced を使用すれば、
Windowsを起動したままWindowsごとハードディスクをバックアップすることが可能。
もちろんこのフルバックアップの場合はバックアップ容量が非常に大きくなるため、
PC本体のHDDの容量に準じる大容量デバイスが必要。
■ Paragon Backup & Recovery 2010 Free Advanced の導入方法
このソフトの難点は英語であるということだが、ありがたいことに丁寧な日本語の解説記事がある。
●バックアップソフトのインストール
無料とは思えないほど多機能かつ高機能なバックアップ&リストアが可能なフリーソフト「Paragon Backup & Recovery Free Edition」
※2010年12月現在、上記記事にある 32/64bit の選択は不要のようだ。
●バックアップ
フリーのバックアップソフト「Paragon Backup & Recovery Free Edition」でWindowsを起動したままCドライブをバックアップ
●復元・ブートディスク作成
フリーソフト「Paragon Backup & Recovery Free Edition」のブータブルUSBメモリを作成してバックアップイメージから復元する方法
■ 管理人のバックアップ方法
当初は、1度フルバックアップを行った後時々差分バックアップをとる予定だったが、
フルではなくて差分でバックアップすることに果たして意味があるのかどうか、やや疑問だ。
というのも、管理人の環境(HDD使用量約50GB)ではフルバックアップにかかった時間が約50分、
それに対し差分バックアップにかかった時間は約45分だったのだ。
既にバックアップしてあるデータを一旦読み出して
現在のデータとの差分を調べるのに時間がかかっているようだ。
数10GBものデータ同士を照合するのだから、時間がかかってしまうのも仕方ないのかもしれない。
このようにフルと差分の所要時間が大差ないため、
毎回フルバックアップをする方がむしろ簡単なのではないかとも思ってしまう。
ところでバックアップ用のディスクだが、
以前使用していたパソコンのハードディスクだけを取り出し、
ハードディスクケースに入れて外付けドライブとして使用している。
使用しているハードディスクケース:
玄人志向 3.5型HDDケース IDE/SATA接続 ウルトラスリム筐体 USB2.0対応 カーボンブラック GW3.5US-PSU/CB
操作も比較的分かりやすく、万一の時にOSごと復元可能なこのソフト。
残念ながらまだパソコンがクラッシュしていないため効果のほどは分からないが、
上で紹介した記事では復元に成功しているようだ。
とりあえず手軽にOSフルバックアップをしたい方には
とてもよいソフトなのではないだろうか。
このソフトでのフルバックアップだけでなく、
ドキュメントファイルだけのバックアップもこまめに行っておけばさらに安心だろう。
※このソフトは個人での非商用利用に限り無料とのこと。