オフィスソフトといえば、有名なのはやはり Microsoft Office。
しかし、現在のところ無料では使用できないのが難点だ。
そこで、この記事では Microsoft Office にかなり近い機能と
ある程度の互換性を持つ無料のオフィスソフトを紹介する。
そのソフトとは、OpenOffice.org である。
無料の統合オフィスソフト OpenOffice.org
■ OpenOffice.org は完全無料オフィスソフト
OpenOffice.org は、現時点では、完全無料で使える事実上唯一のWindowsオフィスソフトだ。
Microsoft Office の機能に近い、以下のようなソフトから成る。
・ワープロ …Writer
・表計算 …Calc
・プレゼンテーション …Impress
・データベースソフト …Base
・ドロー …Draw
さらに、これらのソフトは Microsoft Office の各ソフトとの高い互換性も持っている。
■ Microsoft Office との互換性やいかに?
この点については
OpenOffice.org 互換性研究室
といったサイトもあるので、そちらをご参照頂きたい。
また、以下は数年前の記事になるが、互換性や代替について、生の声を読むことができる。
社外へ文書データを提出できるほど互換性が完全とは言えないが、
社内で使用する分には十分使用できるというのが一般的な見方と言えるだろう。
【結果発表】OpenOffice.orgとStarSuiteはMS Officeを代替できるか
さらに、OpenOffice Writer(ワープロ)・Calc(表計算)で作ったデータを
Word・Excel で開くとどうなるかについては、実際に作ったファイルを
Microsoft Word・Excel Viewer で開いて確かめることができる。
以下はそれぞれ、Microsoft社が無料で公開している。
Word Viewer 2003(〜2009 年 12 月 31 日)
Excel Viewer 2003(〜2009 年 11 月 30 日)
※()内は、各ダウンロードファイルの公開終了日。
これらのビューワを使えば、Microsoft Office を持っていなくても、
ちょっとした文書のやりとりのデータの確認をするには
わざわざ購入しなくても十分な場合もあるかもしれない。
■ まもなく Microsoft Office 無償化?
せっかく OpenOffice.org を紹介したところだが、次期 Microsoft Office が
無料で使用できる可能性が大きいというニュースがある。
Webアプリケーション版については、Windows Liveを通じて無償で提供する方針であることを明らかにした。米マイクロソフト、Web版「Office 2010」を無償提供する方針を発表(日経パソコン)
とのこと。
ただ、この「Office 2010」で無償提供されるのはWebを通じたアプリケーションであり、
機能も限定されるとのことなので、どの程度の利便性となるのかは定かではない。
以上、無料で使用できるオフィスソフト OpenOffice.org について、
現在のオフィスソフトの市場動向を交えて紹介した。
ちなみに、私は Microsoft Office を購入したことはない。
OpenOffice.org を使用しており、自宅で使う分には十分だからだ。
2009年7月29日