CPUの技術革新によってもたらされた十数年前と比べると格段に快適なPC環境の恩恵を日々受けており、そういった技術革新は素晴らしいものだと感じている。しかし、量子コンピュータはそれとはまったく別方向の大きな大躍進であることが感じ取れた。コンピュータの歴史を恐らく大きく変えるであろうこの量子コンピュータを知り、その番組を見た時にとてもワクワクしてしまったのだ。
その速さだが、従来型PCの1億倍とのこと。すでに現状のPCのCPUに大満足している筆者にとって、想像もつかないスピードである。
(「グーグルの量子コンピューター、従来型PCよりも「1億倍高速」と発表」による)
原理としては、何やら量子ビットというものを使っているとのこと。従来のビットとは異なり、0と1とその重ね合わせで数値を表現するらしい。10代の頃から10数年というもの0か1かの世界に慣れ親しんできた筆者にとってはまったく新しく、原理については理解が追い付かない。いつか寿命が尽きるときまでにはこの原理を誰かに説明できるくらい理解したいものだ。
このコンピュータ、私たちの生活に果たしてどのような影響を及ぼすのだろうか。これまで不可能とされてきた医療、天文その他の計算をいとも容易くこなしてしまうのだろうか。もしもそれが実現するとすれば人々の暮らしにも大きくかかわってくるかもしれない。量子コンピュータの今後に期待したい。
ラベル:量子コンピュータ