あるかたのコメントがきっかけで興味が出たので、
ChromeとFirefoxのメモリ使用量を簡単に比べてみた。
また、速さについても比較してみた。
※本記事では以下のように言葉の使い分けをする。
「軽い」、「重い」→ メモリ使用量が少ない、多い
「速い」、「遅い」→ ページの表示速度(体感速度)が速い、遅い
■軽いか重いか - メモリ使用量
Googleトップページのみ → 10ページ開いた状態のメモリ使用量
Chrome: 45MB → 323MB
Firefox: 54MB → 147MB
昨年同様、メモリ使用量についてはFirefoxに軍配が上がる。
メモリ使用量だけを見ると、いかにもFirefoxが速そうである。しかし…
【比較条件】
DELL Optiplex / Pen4 3.2GHz / 2GB / Windows XP SP3
Chrome5.0.375.99 / Firefox3.6.7(アドオン10個)
単純にタスクマネージャーのプロセス「Chrome」「Firefox」
の各メモリ使用量合計で比較。小数点以下概算。
開いた10ページは以下のとおり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC
http://jp.msn.com/
http://www.yahoo.co.jp/
http://www.excite.co.jp/
http://www.goo.ne.jp/
http://www.infoseek.co.jp/
http://www.forest.impress.co.jp/
http://www.vector.co.jp/
http://www.nasa.gov/
http://e-words.jp/w/E382BFE38396E38396E383A9E382A6E382B6.html
■速いか遅いか - 体感速度
体感速度はChromeのほうがかなり速い。(上記パソコン使用。)
残念ながら簡単な計測方法がないので数値化はできなかった。
だが、ChromeとFirefoxで同じページを開いて同じリンクをクリックすれば、
多くの方が違いを感じられるはずだ。
Firefoxでクリックした直後にChromeでクリックすれば、
明らかに「おお、速いじゃないか!」と思えることだろう。
※ただし、下記「まとめ」参照。
■まとめ・感想
体感速度ではChrome、メモリ使用量の少なさではFirefoxが有利。
ただし、実際に確認していないがChromeのメモリ使用量からして、
メモリ512MB程度のパソコンで多数のページを開いた場合、
おそらく昨年同様Chromeの動作が鈍ってくるだろう。
そういった場合については、Chromeの体感速度は
Firefoxと同程度もしくは悪化する場合もあると思われる。
しかし、PCでは、ブラウザ程度のメモリ使用量の低減は必要ない時代になりつつある。
これからは、Chromeのように、メモリ使用量より速さを重視するブラウザが
増えていくのではないかと思う。
これは推測だが、Chromeは速度を上げるためにわざとメモリを多く消費する
設計になっているのではないかと考えている。
結論としては、十分なメモリがあればChromeを、
メモリ容量が不足気味な場合はFirefoxなどを選ぶ、というふうに、
使用するパソコンのスペックに応じた使い分けが必要になってくるようだ。
今年PCを「機種変」してメモリ容量も増え、速いChromeに心惹かれ気味な管理人であった…。笑